クウェー・ノイ川に沿って伸びる木造橋は、全長約300メートルのS字カーブを描いています。この橋は岩壁にぴったりと沿って作られており、泰緬鉄道(ナムトック線)の中でも特に有名な観光名所として知られています。世界中から多くの観光客が訪れ、写真撮影スポットとしても大変人気です。また、橋を渡る手前にはクラセー洞窟があり、そこには仏像が安置されています。
安全に橋を渡るために、列車はこの橋に近づくと速度を徐々に落とし、最終的には時速5キロメートルまでゆっくりと走行します。泰緬鉄道の車窓からは、橋が建設された際に日本軍が爆破したことによる凹凸のある岩壁が見えます。そして、反対側からは穏やかに流れるクウェー・ノイ川を見下ろすことができます。この絶景を眺めながら、観光客は列車の旅を楽しむのです。