【世界遺産】スコータイ2泊3日の旅 仏像の懐に入れたような感覚

Y.C | 19.Jul.2023 | タイ

説明:
バンコクから北に約400kmにある、古都スコータイ。「幸福の夜明け」を意味する。タイ王国の最初の首都。2泊3日の旅行記。


タイ国内の旅行は本当に久しぶり。前回は…リペ島だったか?北のパイだったか…。

株式会社イー・バードは、タイ法人を持ち今年で12年目とものなるのに、しっかりとタイの魅力を伝えてないのではないか!いかん、いかん!と思い直し、記録に残すことにしました。

この記事は以下のような方に楽しんでいただけます。

・タイが好き
・ある程度アジア旅行をしたことがある
・新しい発見をしたい…など

もちろん、そうじゃない方にも楽しんでいただけるようにと思いますが、ここはタイですもので、ある程度はマイペンライ。
旅と記載したのは旅行とはそこが差になるかなと思っているからです。多少のリスクや予定通りにいかない。だから楽しいし、だから旅であるという考えです。
楽しんで読んでいただけたら幸いです。

※ 1バーツ約4円

バンコクからスコータイへの行き方

バンコク・エアウェイズ

選択したのは飛行機。時間が限られているということと、久しぶりのバンコクエアウェイズも楽しみでした。

飛行機の他にも

・車
・電車
・バス
・タクシー貸切 など

があるかと思いますが、個人的には、時間を優先して飛行機が便利。ただ、深夜バスでもよかったかもとも思います。理由は、この後、スコータイ空港からの旧市街へ向かう途中にバスターミナルに降りるのですが、そこに集まっていたバスが最新型が多く、快適そうだったからです。昔の深夜バス・長距離バスとは印象が随分と変わりました。

朝便で向かったので空港にはAM6:00頃に到着。いざ、スコータイへ。

スコータイ空港から旧市街へ

ちなみに、チェンマイ同様にスコータイも「旧市街」と「新市街」にわかれますが、メインは「旧市街」。

空港から旧市街へ向かいます。

 

スコータイ空港 Sukhothai Airport

空港から旧市街へは、パブリックバスが1人18バーツ。パブリックバスは、バスターミナルにしか行きません。その他は、客引きのタクシーだと旧市街ホテル等まで、1人100バーツ。

パブリックバスに乗り込み約40分。旧市街近くのバスターミナルに向かいます。

ちなみに、パブリックバスなのに運転手が「100バーツでホテル行かないか?」と提案。こういうのもタイだなぁ〜と。

運転手の提案を頑なに「18バーツ(約80円)でバスターミナルでいいから!」と言い張る、私(大の大人)もどうなんだろうかと思いながら、乗り込みます。

両脇に美しい緑の田園風景を見ながら、バスソンテウが走り出すと、風がなんとも心地よい。タイらしい気分になっていきます。ちょうどギアがグラデーションのように切り替わっていく。

横を走り抜けるバイクのエンジン音と共に、都会で働くうちに、知らず知らずに張り付いてしまった緊張感が1枚1枚剥がれていく感じ。

「あぁ、この感じだぁ…。」バックパッカーだった20代の頃。何かを、がむしゃらに探したくて、つかみたくて、発見したくて、タイを旅行していました。たかだか5バーツをめぐってTukTukの運転手とやり合った頃の日々が懐かしいです。(25~7年前)

そんな若造を相手にしてくれたタイという国の懐の深さ。1日に何度も値段交渉したあの日が、あったからこそ、今が『ある』気さえする。

ゴッホ展のTシャツたるや...笑

今日を生きることに集中する野良犬の背中を見たり(特に肩周り、肩にでるよね、生き方って)、遠くで草をほおばる牛を見たり、建設現場で休むおじさんや、屋台で鍋を振るおばさん、子供をうちわで仰ぐ母さん。それらをぼーっと目に入れながら、40分はあっという間に流れます。

見たはずはないのに、原風景のように、時間軸さえ自由になっていく感じ。

バスターミナルに着くと乗り換えです。メインどころの歴史公園(旧市街)へは、車で約10分程度。ソンテウが走っています。ただタイミング良くあるかどうかはわかりませんでした。我々は、ターミナルで食事をしたので、その帰り道に遭遇。

このソンテウは貸切の様でした。にしてもISUZU。なんか日本人としてジーンとします。

スコータイへの見どころ

さて、見どころです。

 

さて、、、スコータイの見どころです。見どころなんて言っていいのか。

 

スコータイの 【見させていただくところ】 です。が正しい表現。

 

いやぁ〜、参りました。1996年に初めてタイを訪れてから今回で30回目。その間、さまざまな場所、WEB、ポスター、旅行雑誌でスコータイは見ていたのです。

なのに、来なかった。何故だ。何故来なかったんだ。私はあほなのか?

 

というぐらい、よかったです。こんな世界遺産が身近で見れるなんて他にないのではないでしょうか。

 

タイには遺跡は他でもあります。チェンマイ、アユタヤが有名ですが、スコータイはそれとはまた違う。

 

観光客が少ないのもありますが、街に溶け込む遺跡。いや、違うな。遺跡に溶け込みながら暮らすスコータイの人々、と言った方が合ってるかもしれません。

 

スコータイに行けば、あっちにも、こっちにも、12世紀13世紀の遺跡が、立ち入り禁止綱やゲートもないままに、ふんわりとホログラムのように、

 

「え?」ここ入っていいのですか?(もちろん触りません)近づいて、ディテイル見てもいいのですか?

的に あるのです。

 

ツアーガイドと一緒でなければならないとか、2mの距離を離れてとか、ここまでが侵入可能ですとか、ないんです。

 

ないんです

 

しかも、戦禍を免れた遺跡たちは、当時の面影のそのままに佇んでいます。それが1つや2つじゃない。。。。

。。。

 

 

何故だ。

・・何故、

今まで来なかったんだ。

 

そうなると、この美しいエリアがどうして出来たのかが気になります。

 

そしてようやくネット検索(遅っ)

 

いつものように、いく場所だけ大体決めて、ほとんど調べずに向かう旅。今回もこんなにも多くの遺跡があるとは知らずにやってきたので、知識を検索から知ります。

 

 

「幸福の夜明け」を意味するスコータイ。1238年ここにタイ族による最初の王朝が開かれた。(ネット検索)

 

 

なるほど、はは〜ん。確かにあちこちに人工池があるんです。そして、田園の緑があちこちに。人工池から水田計画が13世紀に完成していたのですね。

民たちは、安心して稲作をしたのではないでしょうか。

人工池には、その豊かで柔らかそうな水面に睡蓮が….

 

睡蓮が!咲いています。

 

なにこの景色、完璧じゃないの。

 

想像してみてください。タイの柔らかな風、綺麗に手入れされた芝生、ちょっと目線をあげると、遺跡。そして、ふとみれば池の水が夕日できらめく。

 

がーん。がーん。がーん。

 

完璧に素晴らしい。体育座りで、ただただぼーっと眺めていました。これを知らずにタイ好きを言っていたなんて…。

 

特にお伝えしたいポイントは、『緑』の美しさです。タイの遺跡は茶色のレンガ。それと、この土地の豊かな芝生のグリーン、ハスの花の白。そして仏像に愛された鳥たち。お堀の周りには、白サギが何十と!いるのです。その白鷺が仏像を守るかのごとく、いるのです!

 

美しい。美しい。これが、ブッダの言う「西方浄土」じゃないだろうか。

 

この世界で唯一無二の場所の雰囲気や息遣いをお知らせしたく、以下写真とキャプションで。

 

もし、ご興味がある方、その『勘』は、超あたっております。

迷ってるならいくべきです。ただただ、その遺跡の前で、自分をまっさらに、眺めるには、最適な場所。人生の棚卸時間には、これ以上の場所はないんじゃないか。

 

遠くに白鷺が飛び、朝焼けの中、農民が田畑を耕す。その中に、仏像が民を優しく見守る。

 

その世界に、少しだけお邪魔してください。仏に許される感覚に包まれてください。

 

Photos

ワット・マハータート Wat Mahathat วัดมหาธาตุ 鳥が止まってるんです。これ偶然じゃない。どこでも鳥(bird)が仏像の肩や頭に止まってる景色を見れます。不思議。

あ〜綺麗。蓮。

ワット・マハータート Wat Mahathat วัดมหาธาตุ 南を向いて鎮座

ワット・マハータート Wat Mahathat วัดมหาธาตุ 周りに建物なし。山が見え、鳥のさえずり、池に映る影。早朝、この公園をランニングする方が数名。なんと贅沢なランニングコース。

ワット・シーチュム Wat Sri Chum วัดศรีชุม 一番有名なワット ただ...ここはすごかった。天空の窓からエネルギーがドーーンっ!どーん!それしか表現できない。そしてここでも鳥が。

ワット・シーチュム Wat Sri Chum วัดศรีชุม 一番有名なワット

ワット・シーチュム Wat Sri Chum วัดศรีชุม 一番有名なワット 完璧な左右対称の中、こちらをじっと見るブッダ

ワット・シーチュム Wat Sri Chum วัดศรีชุม 一番有名なワット 偶然には出来すぎた僧侶の参拝。邪魔してはいけない。咄嗟に離れた。

タイメンバーからのTravel Guide Books

e-birdThailand.Incには、スコータイ出身のメンバーがいます。3連休はスコータイに行くと言ったら、ささっとオリジナルのレコメンドを作ってくれました。(ขอบคุณ ค่ะ)

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